【完】ヴァンパイアとチョコレート
「……日直の仕事、全部やってくれたのか?」
如月がようやく机から身を起こしながら言う。
すでに教室には他の生徒はおらずミーナとライルだけとなっている。
「まーね。だって如月君ずっと寝てるし」
苦笑するミーナにライルは
「……他にすることは?」
と言って教室を見渡した。
「うーん……じゃあコレを一緒に資料室に持っていこう」
ミーナは存在感を放つプロジェクターを指した。
一抱えほどあるプロジェクターはミーナ一人で持つには負担だったし、ひ弱に見えるライルにもきっと持てないだろう。
如月がようやく机から身を起こしながら言う。
すでに教室には他の生徒はおらずミーナとライルだけとなっている。
「まーね。だって如月君ずっと寝てるし」
苦笑するミーナにライルは
「……他にすることは?」
と言って教室を見渡した。
「うーん……じゃあコレを一緒に資料室に持っていこう」
ミーナは存在感を放つプロジェクターを指した。
一抱えほどあるプロジェクターはミーナ一人で持つには負担だったし、ひ弱に見えるライルにもきっと持てないだろう。