学園キッズ☆★


「うっせぇんだよ!!気安く話しかけてくんじゃねぇ!」



渚はその子を睨みつけながら怒鳴りちらす。


その瞬間、周りはすぐに静まりかえり渚を注目する。


「……ゴメン」



小さい声でその子は謝ってくれた。



「あたし、高松唯(タカマツユイ)って言うの!!ヨロシクね?」



唯は今度は明るい声で言う。


でも、渚は完璧無視。



「なんで黙ってるの?そんなにその本面白い?今度よかったらあたしにも……

「ウザイんだよ。消えろ」


そう言って渚は唯をまたきつくにらむ。



さすがの唯も渚の席から離れた。

すると数人の女子が話しかけてきた。


「唯大丈夫!!?」


「へ?」


「さっき、梅村さんからいろいろ言われてたじゃん!!」


「あれ、気にしない方がいいよ?」



みんな笑顔でそう言ってくれた。


………。



「うん!!アリガトぉ!心配してくれて!」



笑顔で唯も返した。



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