不器用少女と一途な少年


(なんかものすごく見られてる…?)


顔をあげると、やっぱり見られていた。

じーっと見られて、目が合う。



「…何?ジーと見て…」


さすがに見られるのは
なんか緊張する。



「……苦くねぇーの?」



不思議そうな顔をして言われた。


…本当にコーヒー苦手なんだな。


そう思って軽く笑う。
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