【完】あの子の隣にいるのはスキな人……
「さいかぁぁぁ!!」
「うわっ」
亜澄は勢いよくあたしに抱きつく。
「お前らやめろよ!」
「あれ?まさかのやきもち?」
あたしがそう言うと
「う、うるせ!」
と啓人は照れた…
顔真っ赤…
「亜澄、ちょっ苦しい…」
「あぁごめん!」
そう言いながらあたしから離れた亜澄。
でも、なぜか手は握られたまま。
まぁいっか。
「昼出来たぞ。才華、食うか?」
「うん」
あたしは少し照れながら頷いた。
そして3人で啓人の作ったおじやを食べる。
啓人の手料理は初めて食べたけど
結構おいしい!!
「美味しかった!!」
「よかった!才華、最近笑ってなかったからよ」
「そうかな…」
嬉しい…
あたしの事見てくれてたんだ…