【完】あの子の隣にいるのはスキな人……
美佐子が無くなってから1か月が経った。
相変わらず、バカな才華に勉強を教えていた。
でも、俺が関われたのは才華だけで……
他の人とは全く目も合わせなかった。
学校には通えるようにはなったけど、教室には行けなかった。
そして保健室で才華に言われた。
“教室に行かない?”と。
俺は『行かない。』そう言った。
だってさ……
美佐子の机あんじゃん……
誰も座らなくなった美佐子の席なんて見たくない。
忘れようとしてんのにさ……
あの瞬間の事……