【完】あの子の隣にいるのはスキな人……
今がお礼したいって言うチャンス!!
「ねぇ、美咲君…」
「なんすか??」
「お礼がしたいんだけど、何か無い?」
とあたしが俯き気味に尋ねる。
「じゃあ、遊園地デート!!」
デ、デート!?!?
あたしが、目を丸くして固まっていると
美咲君は、あたしの顔を覗きこみ、
言う。
「ダメ?」
──ドキッ
そんな、上目遣いズルい……
断れない……
「わ、分かった。」
あたしは、渋々オッケーした。
「じゃあ、明日の朝10時駅前ね!!」
「うんわかった。」
と、あたしが答えると走って
自分の教室に向かっていった
デ、デート……
この響きなんか、
緊張する……