私と彼女と召喚と


部屋に通されるとポーチから紙袋を出し手渡す。


「あのお口に会うか分かりませんが良かったら召し上がって下さい。」


リサ
「ありがとう。もしかして ドーナツかしら?この前 ライトに貰って食べたのよ。嬉しいわ。 」


「本当ですか。良かった。」



" トントントン "


サム
「失礼致します。お茶をお持ちしました。」


リサ
「ありがとう。あっ サム。ともちゃんがドーナツ持って来てくれたのよ。サムにだけお裾分けね。」



サム
「いいのか。ありがとう。」


私にわざわざお礼を言ってくれた 。


「いいえ。喜んでもらえるならまたお持ちします。」


リサ
「あら。サムは私の兄みたいな人なのよ 。気を使わなくて良いから。気軽に話かけてね。」


「はい。どっ どうぞよろしくお願いしみゃしゅ。 」

テンパっていると 二つの笑い声が聞こえた。

恥ずかしい !!


サム
「リサがそんな風に言うから緊張してるぞ…可愛そうに 。」


リサ
「 フフフ ごめん。可愛い挨拶だったもの。フフフ 本当 サラの 言う通りね♪可愛いわ」



サム
「そうだな。じゃそろそろ(後始末に)行ってくる 。じゃ また来てくれよ。」


「はい 。ありがとうございます。」


リサ
「(きっちり後始末)頼むわね。(どこの者かきちんと調べてね♪)」



サムさんは綺麗にお辞儀をして部屋を出て行った


リサ
「そう言えばレシピの事考えてくれたんでしょ。サラとダンが 喜んでたわよ。安心したのよみたいよ。」



「はい。色々考えたんですけどやっぱりサラさんとダンさんにお任せした方がいいと思って。 皆さん優しいから 本当に申し訳ないです。」



リサ
「あら。ともちゃんが大切だからよ。もっと 頼って欲し位くらいと思うわ。 。今度は、私も食事会招待してね。もちろんサムも。」




「今度はご招待します。ご主人さんも一緒にどうですか? 」


リサ
「あら いいの? じゃあいっその事酒場、貸し切りにしようかしら。」




「じゃルナさんとシドさんに聞いてみます。。」



リサ
「でも…ともちゃんの家にも遊びに行きたいわ。ライトだけずるいのよね!! いつもお願いしてるのに置いてきぼりにするのよ?別に泊まる訳じゃ無いんだか。ちょっとぐらいいいと思わない?」


ライト……頑張ったんだね。私リサさんを止める自信が 無いよ…。


「ルナさんも女子会しようって言ってたのでそのときは お誘いしますね」



リサ
「あら 嬉しいわ。やっぱり連絡方法何か考えないと不便ね…それから ともちゃん家の場所は…… 他には教えては 駄目よ 。約束ね。もちろん 救世主様にもよ。」


「正直 興味無いと思うので 大丈夫ですよ。それになんかレオナルドさん知っているような感じでしたし もう知ってると思います。… あっ この前ギルトで、レオナルドさんに会った時にそう言ってたんです。」


待ち伏せされたんだけど。

リサ
「あら じゃあ いいじゃない 。尚更教え無くてもいいじゃない。レオナルドは 貴女の家は まだ知ら無いわ。 あれは …… 別の家の事をそう思ってるみたいだから。」



" トントントン"


ライト
「ごめん 。探してたら遅くなったよ。母さん これ ともにあげてもいいよな? まだ使う?」


リサ
「懐かしいの出して来たわね。もう使わないわよ。ともちゃんが使うなら持っていって古いけど いいやつなのよ 。まだ生地残ってるはず。ちょっと待ってて見てくるわ。 」


パタパタと 部屋を出て行く 。


ライト
「 ごめん!母さんの相手大変だったろ?」



「 ううん。楽しかったよ。でも リサさんが家に来るの 止めてくれてたんだね。ライトこ大変だった?言ってくれたら良かったのに。」



ライト
「そうなんだけど皆居るのに…連れて行けないだろ。俺もゆっくり出来ないし。次は止められる自信無かったんだよ。」


「じゃ今日お邪魔して良かったかも。リサさんってパワフルだね。」


ライト
「母さんは強すぎなんだよ。あっこれブーツ。」


「ありがとう。まだ凄く綺麗だよ?いいの?」


ライト
「靴屋に修理に出してるから綺麗に見えるだけ。でも 丁度 成長期ですぐ履けなくなったからそれもあるかもな。」




「ありがとう!大切に使うね♪」

やった! ブーツ ゲット !!

あとは服かなぁ…出来るかな ?





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