私と彼女と召喚と
8

元気になりました



~2週間後 ~


商業ギルドの 前のテントでは 人が 溢れている 。


レシピが 本日より 販売開始となり 試食会場に なっているのだ 。


珍しい 料理だけに 始めこそ 誰も 近付いて 来なかったのだか ……… 宮廷の 調理長達が来て 試食して レシピを 購入してから 状況が 一変し ……… 人が 途絶えることは無い 。


レシピだけでなく 、ゼラチンや ソースや ケチャップ 、 ソーセージ や 海老 イカの 予約も どんどん 入っている 最中である 。




ダン
「 これは 想像以上だな ……… 」


サラ
「 本当ね ……… 。でも 良かったわ 。また 新しく 人を雇わないと ♪」


お客様さん
「 すみません 。あの ソーセージってやつ の レシピは 販売してないんですか ?」

その 肉屋で 商売しているであろう 男の人は 聞いてくる 。


ダン
「 そうなんですよ 。 すみませんね 。レシピ販売出来るようになると思うので その時は よろしくお願いします 。」


ソーセージも 好評で 作り方を 知りたいと思う 方々も 多いようで ……… 今 シドが 契約した 肉屋に交渉に 行っているのだ 。


そこへ ルナが 小さな 声で 二人に 話しかけてくる 。

ルナ
「 肉屋の ジムさん レシピ作ってくれるって! 良かったわね 。 でも シドが 業者専用に するって 連絡あったわ 。」


ダン
「 業者用 ねぇ ……… 。まぁ その方が いいだろうな 。 分かった ありがとう 。シドが 帰ったら 聞いてみるよ 。」


ルナ
「 そうして 。 でも ともちゃん 家に帰しといて 良かったわね ……… 。レシピ考えたのは 誰かって 沢山 聞かれたわよ 。あの時は ともちゃんが いた方が良いと思ってたけど …… 。」



疲れた様子で 呟く 。


サラ
「 まさか ここまでなんて 思わなかったけどね。でも ともちゃんを 利用しようと思ったり、邪魔と 感じてる貴族の事もあったもの 。

流石に 表には 立たせないわよ 。ねぇ?」


ダン
「 当たり前だろ 。そこら辺の 奴等も ちらちら見かけるしな 。 それに 魔法具が 早急に 必要なのも 本当だしな 。今頃 作ってるだろ?」


サラ
「 そうね それなら 私達も 頑張らないと !」

ルナ
「 さぁ 。やるわよ !」


三人は それぞれの 持ち場へ 戻って行く 。











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