蜜事は研究室で
「あ゛~~っもう面倒くさいな!!」
言うが早いか、シツチョーは固まるわたしの顔からメガネを奪うと、ポイッとそれを後ろに放り投げた。
えっちょっ、何してくれてんのこの変態?!
そしてわたしが文句を言う前に、再びがしりと右の二の腕を掴まれて。
突然のそれに反応できないでいると、シツチョーが小ビンの中身を口に含んだ。
「な……っ」
そのまま、小ビンも投げ捨てたシツチョーのもう片方の手は、わたしのあごへ。
ぐいっと、無理やり上を向かされた。
「──ッ、」
すぐ目の前に、シツチョーの端整な顔。
深く、くちびるが塞がれる。
「んぅ……っふ、」
ぴったりと合わさったところから、甘ったるい液体が、流れ込んできて。
わたしは思わず、こくりとそれを飲み込んだ。
それを確認したのか、ゆっくりと、シツチョーの顔が離れる。
「……な……」
きっと、今のわたしの顔は真っ赤。
じわりと、涙まで浮かんできた。
「ななななっ、何するんですかっ?!」
「うるさいな。きみがおとなしく飲まないからだ」
しれっとそう言うシツチョーは、まったく普段と同じ飄々とした態度を崩さない。
1度は離れかけた手が、今度は確かめるように、わたしの頬に触れた。
ぴくんと、肩がはねる。
言うが早いか、シツチョーは固まるわたしの顔からメガネを奪うと、ポイッとそれを後ろに放り投げた。
えっちょっ、何してくれてんのこの変態?!
そしてわたしが文句を言う前に、再びがしりと右の二の腕を掴まれて。
突然のそれに反応できないでいると、シツチョーが小ビンの中身を口に含んだ。
「な……っ」
そのまま、小ビンも投げ捨てたシツチョーのもう片方の手は、わたしのあごへ。
ぐいっと、無理やり上を向かされた。
「──ッ、」
すぐ目の前に、シツチョーの端整な顔。
深く、くちびるが塞がれる。
「んぅ……っふ、」
ぴったりと合わさったところから、甘ったるい液体が、流れ込んできて。
わたしは思わず、こくりとそれを飲み込んだ。
それを確認したのか、ゆっくりと、シツチョーの顔が離れる。
「……な……」
きっと、今のわたしの顔は真っ赤。
じわりと、涙まで浮かんできた。
「ななななっ、何するんですかっ?!」
「うるさいな。きみがおとなしく飲まないからだ」
しれっとそう言うシツチョーは、まったく普段と同じ飄々とした態度を崩さない。
1度は離れかけた手が、今度は確かめるように、わたしの頬に触れた。
ぴくんと、肩がはねる。