BITTER HONEY~女上司とイケメン部下の秘密結婚~
《3》年下の逆襲

ー奈有sideー

意識が遠のくような絶頂感。


セックスしてて一度も味わうコトのなかった感覚を棗と感じてしまった。



目が覚めた時からずっと会社に到着するまで…不埒な妄想ばかりを繰り返した。



どんな顔をして棗に会えばいいのか?



みんなと同じように会社のエントランスを潜った。



「おはようございます…課長」



通り過ぎた柱の影から棗が姿を現す。



「…え、あ…おはよう…」



彼の姿を見た途端、私の顔に熱が集まった。


棗にだってバレるくらい…きっと顔は真っ赤だーーー・・・

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