蓮杖探偵事務所の飄々事件簿
見れば夏彦が隣に立っていた。

「飲んでくれ。情報料だと思ってくれればいい」

「気が利くじゃねぇか」

遠慮なく缶コーヒーを受け取り、喉を鳴らして飲み干す耕介。

余程喉が渇いていたらしい。

気温は37度を指している。

ダークのスーツで出歩く気温ではない。

「で…」

空き缶をクズカゴに投げ捨てる耕介。

「情報料ってな、何だ?」

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