ダーリンは12歳年下✦遠恋の果てに
隆司とチャットしたまま優斗からの電話に出る。
なんだかすごく酔っ払ってて内容がよくわかんない。
飲んで帰ってるって…
未成年なのにどんだけベロベロなのよ(;・∀・)
『大丈夫なの?』
『こんばんは、こんばんは、ういっく、、』
『誰に挨拶してるの?』
『ねこ、こんばんわ〜、こんば・・・』
プツ─────。
しばらく優斗となんだか意味のわからない会話をしたけど、充電切れで切れてしまった。
愛香: 優斗、酔っ払いすぎて何言ってるかよくわかんなかった(笑)
隆司: 若さゆえにだな(笑)
愛香: なんか今日子に買ってもらった帽子を今かぶってるんだって。
隆司: へ?なにそれ?聞いてないし。
愛香: 昨日買ってもらったって・・・
隆司: ほ~~
愛香: 一足早いクリスマスプレゼントだってさ。
隆司: ふ~~~~ん
愛香: 聞いてなかったの?
隆司: 聞いてない。優斗からプレゼント貰ったとは聞いてるが。
愛香: え?そんなこと聞いてない・・・
隆司: へ??
愛香: 知らない・・・
隆司: ハンドミキサーだったかな。
愛香: 聞いてない。
隆司: 貰ったって言ってたぞ。
愛香: ほほ~~
隆司: なんだかな~~
愛香: だよね。
隆司: はぁ~・・・
愛香: なんか、知らないことだらけのような気がしてきた。
隆司: 俺も・・・
愛香: やっぱ、東京は遠いわ・・・
隆司: 遠いな・・・
私は大阪、隆司は九州、東京までの距離の遠さを思い知らされる。
離れている分、知らないことがどんどん増えていった。