ダーリンは12歳年下✦遠恋の果てに
夫が長期間、外泊するようになった頃、優斗との仲もよそよそしくなりつつあった。
優斗の気持ちが私から離れていってるのになんとなく気がついていた。
そんな時、優斗から電話。
『お母さんが倒れた、どうしよう?!』
嘘だな。
女の直感でそう思った。
だけど私は…
『そんな時は群馬に帰ってあげなきゃだめだよ。』
『でも、、、』
『私の事は気にしなくてもいいよ。
自分の事は自分できちんと出来るから。
それよりもお母さんの心配してあげて。』
などと大人が子供をさとすような感じで話をしてあげた。
優斗を私というしがらみから解放してあげなきゃいけないんだ。
もう大阪にとどまってなくていいんだよ。
自由にしていいんだよ。
そんな感覚だった。
そして、優斗は私に一言こう言った。
『愛香は、強いなぁ』
この一言が、私の心を大きく抉って、いつまでも消えない傷跡となったのだった。