ダーリンは12歳年下✦遠恋の果てに
数日後、優斗が群馬に帰ってく日がやってきた。
見送りに行く為、優斗と待ち合わせ。
お茶しながら優斗は、
『落ち着いたらまた大阪に戻って来る』
って話すけど、どの言葉も全て作り話なんだと思いながら聞いてた。
そして優斗は私の両手をにぎりしめて一言…
『絶対に結婚しような』
その言葉はまるで地球の裏から聞こえてくるのかと思うくらい、とても遠くに聞こえた。
それは、本心ではなく置き去りにしていく私に対しての最後の優しさだったのでしょう。
『うん……』
私は、優斗を見つめて答えた。
こんな不確かな結婚の約束。
この先に確かなものなんて、何一つ見えやしないのに。
そして、大好きな優斗を乗せた新幹線が見えなくなってホームに立ち尽くす私は・・・
もう二度と優斗に会うことないだろう・・・
そう思ったのに不思議と涙は出なかった。
きっとこんな日が来るのを心のどこかで覚悟してたからかもしれない。
寒さで凍える手をポケットの中でギュッと握りしめ、別れの言葉を優斗に告げようと決意したのでした。