ダーリンは12歳年下✦遠恋の果てに
『離婚届け出してきたんかぁ!!』
怒鳴りながら部屋に入って来た。
『今週は忙しいから、来週出すよ。』
そう私が言い終らないうちに、
『いつまでもたもたする気や!!早よ出してこいや!!』
近所中に響き渡る大声を出し、
そして…
ガツッッ!!
また…
おもいっきり私の脇腹を蹴りつける。
そして倒れ込んだ私の側に置いてある携帯を夫は手に取り、力一杯折り曲げて真っ二つにした。
バキバキッ!
沸々と憎しみが湧いてきた。
言いようのない怒りが込み上げてくる。
今度こそ、110番通報で逮捕されてしまえ!!
以前、危険を感じてとっさに110番を回したことがあるが、警察官には、
『旦那さんは逮捕になるけど奥さん本当にいいですか?考え直した方がいいんじゃないですか?』
と諭され、駆けつけた夫の両親にも説得されて逮捕を見送った。その時はまだ、夫に対する情も残ってたし。
でも、、、
もう、、
情のかけらなんて1ミリも残ってやしない!
こんな男なんてぶち込まれてしまえ!
今度こそ本気で110番してやる!
そう思い電話に手をやろうとした瞬間。
ブチッッ───────。
夫は電話線を力一杯に引きちぎった。
優斗と繋がっている赤い糸に見えた電話線。
優斗と撮ったプリクラを充電池のふたの裏にこっそり貼った携帯。
優斗との思い出がはかなく壊れた。
ボコッ!
ガツッ!
『や……』
その後も何度も何度も私の全身を殴って蹴りつける夫。
『う……』
もう、うなる声さえも出ない。
私は人間じゃなくただのサンドバッグだ。
十数分、私を殴り回した夫は最後に扇風機をこちらに目がけて投げつけてから出て行った。
私、、、
さっき何か悪い事した?
なんでこんなにも殴られるの?
私の結婚生活は暴力で始まり暴力で終わっていきました。
そしてすぐさま、口の中の血を味わいながら役所に向かった。