ダーリンは12歳年下✦遠恋の果てに
あの忌まわしい出来事。
拓也を殺してやりたい程に悔しかった。
何事も無い、いつもと変わらない日。
お店に出勤していつものように待機しながら友達とおしゃべり。
しばらくして私に指名が入り、お客さんの座ってるテーブルについた。
『いらっしゃいませ~』
見たことの無い顔…
そしてそのお客さんが一言、
『今日出来る?』
『え?』
私は何の事やらさっぱりわからず聞き返す。
すると、そのお客さんはスーツの内ポケットから何かを取り出しテーブルの上に起いた。
裏返しに置かれた写真のようだ。
その写真を指さしながら、
『これ君でしょ?』
『は?』
私はそっと裏返して見てみた。
お客さんの言う通り、そこに写ってるのは間違い無く私だ。
私の全身の写真。
そして…
私の…
産まれたままの姿。
何も身に付けずベッドに眠ってる私の姿。
『君、子宮取ってるから避妊しないでさせてくれるんだろ?いくら払ったらいい?』
あまりにも予想外な状況をすぐに理解する事が出来ず、私は暫く放心状態になってまった。
ちょっとまって…
この写真って…
そうだ、拓也が写した写真だ。
拓也は常日頃から、私の写真を撮るのが好きだった。
食事してる私、カラオケを歌ってる私、眠ってる私。
そんな私によくレンズを向けていたのだった。
『拓ちゃんから話は聞いてるよ。君、俺のタイプだから大金弾むよ〜』
つまり拓也は私が裸で眠ってる間にカメラで写し、その写真を知り合いの男友達に配り
『この写真の女の子は、子宮取ってるから避妊しないでさせてくれる。』
と、私の働いてるお店と名前を教えていたのだった。
ひどい!!
ひどすぎる!!
拓也がここまでひどい男だったなんて!!
拓也だけじゃない
世の中全ての男はみんな汚い!!
汚すぎる!!
ゴミだ!!
カスだ!!
絶対に男なんて信じない!!
自分しか信じない!!
何度もそう心で繰り返した。
そして私は…
汚いゴミを踏みつけてやるかのように、キャバクラで男達をカモにして稼ぎ出し、悪魔のような女になっていったのです。