ダーリンは12歳年下✦遠恋の果てに
日が傾きだしてうだるような暑さも幾分和らいできた。
「夜になったら花火だね!」
「うん!俺すごい楽しみ!!」
一通り遊んだ後、夜に打ち上げられる花火を見ようと座れる場所を探した。
「ここにする?」
「そだね。」
そしてひとつのベンチに腰掛ける。
携帯で撮った画像を見たり、乗ったアトラクションの話題を話したり、色んな話をして花火までの時間を過ごした。
「あのさぁ、愛香…」
「ん?なに?」
「なんかあれから色々あったけど、やっぱり俺、愛香と別れたこと後悔してたっていうか…」
「…う…ん…」
私だってそうだよ。
忘れようとしても無理だったんだもん。
「俺達……やり直せる?…かな?」
ドキドキドキ…
恥ずかしくなって優斗の眼が見れないよ。
「あ、どうなんだろ?えへへ…」
どう答えていいかわかんない。
「だめかな?」
「ん~…やり直すっていうかなんていうか…」
私はやり直すというよりも、一から始めたいって感じだった。
そうこうしてるうちに花火打ち上げの予定時間。
「あ!もう時間なのにちっとも始まる様子ないよね??」
「あれ~??そういえば…なんでだろ??」
よくよく調べると、その日は設備点検で中止になったということがわかった。
「残念だったね。」
確かに残念な気持ちはあったけど、でもこうして1日優斗と一緒に楽しい時間を過ごすことができたんだから、花火は見れなくても今日という日に私は大満足していた。
だけど優斗は、
「うわぁ!!なんでだよぉ!!すっごい見たかったのに…はぁ…」
大きくため息をついてうなだれる。
「はあ……中止かぁ…なんだよぉ…」
ガックリと肩を落としてしまった。
相当見たかったんだ。
こんなに落ち込んじゃって、まるで子供みたい(笑)
かわいいなぁ♪
「んじゃ、今度は花火大会行こうよ。ねっ?ねっ?」
「うん…」
なんとか気分を取り直して私たちは閉演時間までパークを楽しんだ。