[完]俺様くんがスキなんです!!
「何かごめんな」

風磨が口を開いた。

「別に?留衣も乗る気だし全然いいよ」
「あいつあぁ見えて本当はいい奴だから」

イケメンを指差して風磨が言う。

「うん、わかってる……いい人そう」

あの人はいい人そうなオーラがしている。

「それにある意味よかったかも」
「え……?」
「風磨にまた会えたし」
「……俺?」
「うん、会いたかった」

風磨がいなかったら私はきっと立ち直れなかったから……。

「おーい行くよー?」

ドアの前で留衣が呼んでいる。

「うん!!行こ?」

風磨のほうを見て歩き出す。

「……おう」

後から風磨もやって来て私の隣に来る。

あれ?なんか……

「風磨顔赤いよ?」
「は!?そんなことねーよ」
「やっぱり赤ーい!!」
「うるせーよ……」

私達は留衣とイケメンに着いて行き、カフェに向かった。
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