いつも同じ空の下で
「まぁ、今すぐ!! って訳じゃないんだから、ゆっくり決めなよ」
「うん…」
落ち込む私の頭をポンポンと優しく叩いてくれるユウキ
その言葉に励まされながらも、内心焦ってしまう
自分だけ、取り残されたくない
「実際、今時将来の夢が決まってるヤツのが少ないんじゃないの? 俺だって、推薦来たからそこにするだけで、大学出た後の事なんて何も考えてないし」
ユウキの横から私を慰める様に、優しい口調で言ってくるハヤト
その姿に笑顔を作ってみるけど、きっと笑えてない
みんな、進路の事なんて決まってないものなのかなぁ
このメンバーでずっといたいと思う私は、子供なのかな?
一緒にバカやって、ふざけてきた2人が、いつの間にか大人になって遠くに行ってしまった気がして寂しい
大人になんて、なりたくないな
でもそんな事を思っても時間は残酷で、どんどん季節は巡っていく
気が付いたら高校生活もあと1年で
部活では私達3年の最後の試合に向けて、今は練習している
これが最後だと思うと、とても悲しくなる
なんだかんだ言って、私はバレーが好きだったから
ヨシキも今は大会の練習に追われている
私のプレゼントしたバッシュを履いて
終わりが見えると同時に
始まりが見える
その狭間で、私はもがき苦しんでいる