いつも同じ空の下で
「忘れられるの?」
アーモンドの様な瞳から、涙をぽろぽろと流すアヤカ
その言葉に、思わず下を向く
「分からない」
こんなにも好きだった人を忘れられる?
そんなの、私が聞きたかった
「待つ事は・・・できないの?」
「――大好きだから・・・待つなんてできなかった」
こんなにも胸が潰れそうな程好きなのに
離れているなんて無理だった
会えない寂しさは壮絶で、私の心を簡単に引き裂く
「そんなの・・・全然わかんないよ! 好きなら待てばいいじゃない!! 見えない未来ばっかり見ないで、どうしてヨシキを信じてあげないの!?」
私の肩を掴んでユウキがユサユサと私の体を揺さぶる
お互いの涙が散る中、私は何も言えなかった
自分でも卑怯って分かっているから
幸せな日々を思い浮かべるより
訪れるかもしれない、ヨシキから告げられる別れの日が怖くて
逃げた私は、弱くて卑怯――
会えない苦しさに寂しさに、きっと私は耐えられない
だから忘れなきゃ
ヨシキの声を
ヨシキの笑顔を
ヨシキの思い出を
幸せだった、あの日々を――