いつも同じ空の下で



そう思った瞬間

自然と展望台の手すりの方に体が向かった




ヨシキ

ずっと一緒って約束したもんね




フラフラと、おぼつかない手で手すりを掴む

すると目の前に、まだ蕾の桜の木が一面に見えた


ヨシキと一緒に見ると約束した桜

今年もあの時と変わらず、きっと綺麗に咲き誇るだろう




そっと瞳を閉じると、ヨシキの笑顔が見えた




それと同時に

ヨシキとの思い出が、走馬灯の様に脳裏を駆け巡った




青凌高校との練習試合の時に、ヨシキと出会った事


汗だくで、髪の毛グシャグシャだったっけ

初めてヨシキを見た時、ヨシキの瞳に吸い込まれそうだった

今思えば、あの時既に私は恋に落ちてたんだね

美味しそうにサンドイッチを食べてたヨシキの顔

今でもよく憶えてる




ヨシキと連絡先交換しなくて、メチャクチャ後悔したっけ

後から聞いた話、ヨシキもあの時すごい後悔してたみたい

そう話して、2人で笑いあったよね




アヤカに誘われて行った青凌高校と桜華高校との試合

ヨシキのバスケしてる姿が見れなくて悔しかった

そういえば、結局一回も見れなかったんだよね

試合後にヨシキに一緒に帰ろうって誘われた時、飛び跳ねたいくらい嬉しかった

アドレスも交換できたしね




一緒に見に来た、ここの桜

あの感動は今でも忘れられない

私を好きだと言ってくれたヨシキ

私の人生の中で1番幸せだったな




夏合宿の時のヨシキのヤキモチ

意外な一面を知ってなんだか嬉しかった

初めてのキス

今でも忘れない




みんなで行った夏祭り

浴衣姿を見てすごい喜んでくれたヨシキ

りんご飴を買ってもらったけ

花火を見ながら言ったヨシキの言葉

私の人生はヨシキと出会って輝きだしたんだ

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