いつも同じ空の下で


「どっどしたの??」



何か変な事を言ってしまったのかと思って、血の気が引いた



「あっ・・いや・・・そんな事言われたの初めてだったかからさ・・・嬉しくって。ありがとう」



そう言って、少しはにかんで笑うヨシキはとても可愛いかった



「えっいや!! そんな...こちらこそ、ありがとうっ」



猛烈にテンパるあまり、何故か私もヨシキにつられてペコペコと頭を下げてお礼を言っていた

その様子を見たヨシキは、突然弾けた様に笑い出した




「アハハッ!! なんでジュリまでお礼言ってるの?」

「だっ...だって」



あまりに私の行動が面白かったのか、お腹を抱えて笑うヨシキ

始めは恥ずかしくって、下を向いていた私だったけど

それでも、彼が笑っている事がなんだか嬉しくって、つられる様にして私もお腹を抱えて笑った







「あぁ~ジュリって面白いね~。久しぶりにこんなに笑ったよ」



暫くして目尻の涙を拭ってそう言ったものの、未だにツボにはまっているのか、肩が小刻みに震えているヨシキ

それでも、何かを思い出した様に急に笑うのを止めた

そして



「あ、そうだ! この前聞き忘れたんだけど、ジュリの連絡先教えてよ。良かったらま、たこうやってどこかで話さない?」



そう言って、やっと笑いが収まったヨシキがポケットから携帯を取り出した



「えっ!? 連絡先、私のでいいの!?」



いつどうやって連絡先を聞こうかと構えていた私は、まさかヨシキから聞いてくるなんて思ってもみなかったので思わず聞き返してしまった


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