いつも同じ空の下で


でも、あと1ヶ月もすれば夏休み!!



学校に行かなくていいし、ヨシキと沢山会える

今から予定を立てて、ヨシキといろんな所遊びにいくんだぁ



そんな事をニタニタ考えていると






「ねぇジュリ、その顔止めて。怖い」




そう言って雑誌を見ていたユウキが、げんなりした顔でこっちを見ていた




「あぁ~またヨシキくんの事考えてたなぁ~。ジュリってすぐ顔に出るから分かりやすいよね~」



そう言ってニタニタと笑いながら、アヤカがユウキの今日の戦利品のパンをむしゃむしゃ食べながら私の頬を指で突いた




「さては、いい事でもあったんだなぁ~教えろっ!!」



苦笑いした私を見て、雑誌を放り投げてユウキが後ろからガシッと首に巻きついてきた




「ちゅう!? ちゅうしたの!? それとも全部!?」



そんな私達の様子を見て、まさか!? といった感じでアヤカも食べていたパンを放り投げて詰め寄ってきた




「違うよ!! それに・・・・キスもしてない・・・口には・・・」




と、最後の方は消えそうな声で呟いた


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