うん、きっとこれが運命ってやつだ。
~ももside~ in体育館
葵「.........」
性格悪いけど、バスケのことは好きなんだろうなぁ。
...だって、お兄ちゃん達の試合を目を光らせて、見ているから。
も「........((ジーーーー」
葵「さっきから何ジロジロ見てんの?」
も「い、いや。せめて、1年同士として名前を教えてほしいなと...。」
葵「は?竹盛葵(たけもりあおい)だけど。」
...竹盛葵?
どこかで、聞いたことが...
その独特な苗字に、女の子っぽい名前。
葵「お前は?」
も「棚咲ももです。」
葵「ふーん。って棚咲ももって...((まさか、お前...」
も「はい?」
葵「うっせーな!何でもねーよ!」
も「はぁ...すいません。」
葵「...あのさ。棚咲ってどこの幼稚園?」
も「え?佐々垣幼稚園だけど。なんで?」
葵「...は!?お前嘘だろ!?」
も「嘘じゃないです!」
葵「......((ってことは、まさかコイツが?」
も「...あの、竹盛君って独特な苗字だよね!幼稚園の時、同じ苗字の男の子がいてね!...それで」
葵「...それ、俺だよ。」
も「え?」
葵「だから!幼稚園の時のやつって俺!」
も「...ええええええ!?あおちゃんなの!?本当にあおちゃん?あおちゃんなんだ!あおちゃんなんだね~!」
あ、声がデカかったせいで部員の人達が、一斉にこっちを見た。
部員1「ぷっ!今、竹盛の事あおちゃんって呼んだ!?」
部員2「あおちゃんだってさ!」
ざわざわざわざわ
葵「棚咲、お前!うっせんだよ!しかも、その呼び方やめろ!定着すんだろ!///」
も「え?だって、あおちゃんはあおちゃんじゃん!」
葵「あ~!もう!ほんとにウゼー!...監督!ちょっと抜けます!」
そういって、竹盛君は私を引っ張って体育館裏に連れていきました。
も「...見学はいいの?」
葵「は?お前が、うっせーからだろ!あ~!ほんとにウゼー!」
も「ご、ごめん。つい、感情がこもっちゃって...。」
葵「それに、あおちゃんって呼ぶな!」
も「なんで!?」
葵「...だって、俺そのあだ名嫌いなんだよ!女みてーだし。」
も「だって、名前からして女の子みたいだもんね!」
葵「て、てめー!ぶっ殺すぞ!コンプレックスなんだよ!///」
も「は、はい。すいませんでした。」
葵「お前は、あの頃より一段とアホになったな!さっきも、『体育館がどこか分からない』って言えばよかったのに、言えないところとか見ててマジ楽しかったわー!」
も「なっ!?」
ほんとにこのドS男が、あおちゃん!?
幼稚園のときのあおちゃんは、ちょっと意地悪で良くんのこととかいじめてたけど、、、
ここまでじゃなかったはず!?!?