anjel
生徒会室に入ると、机の上に段ボールがのってあった。
「黒団きました」
「あ、幸望ちゃん!早かったね!」
「杏南(あんな)ちゃん!」
澤井 杏南ちゃん。
1年の時に同じクラスで、この学校の生徒会長さん。
すごくリーダーシップがあって、信頼があつい。
生徒会長ってメガネで真面目ってイメージがあるけど、
杏南ちゃんは全然そんな感じがしない。
むしろ、高い位置で一つに束ねられている綺麗な黒髪に、
みんなが振り返るくらい。
「あ、そうだ。
これ届いたから、渡そうと思って」
そう言いながら、杏南ちゃんは段ボールを開ける。
中から出てきたのは………