anjel








 次の日。


「幸望ー!

 この紙に書いてあるのってなにー!?」


「青山!

 フィールドのことで聞きたいんだけど…」


「幸望ちゃん幸望ちゃん!!」


「ちょ、ちょっと待ってー!」


今日から一日中学祭の準備。


私はフィールドだから、基本3年1組にいるんだけど。


他の部門のところの様子も見に行かなくちゃいけないし、


生徒会から呼ばれたら行かなくちゃいけないし、


朝からドタバタと走り回っている。


「ふー…」


ちょっと息をついていたら。


「あ!!幸望!!

 ちょっと来い!!」


赤団団長・柳崎くんが1組にやってきた。


「…なに?」


「学祭のオープニングの話なんだけどさ…」


「あ、うん?」


「去年は………だったから、今年は……」


「うんうん」


「ってことでいいと思う?」


「うん、いいと思うよ」


ニコッと笑ってそう言う。


すると、柳崎くんは慌てたように顔を背けた。








 
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