anjel








携帯の画面を見られないように、


咄嗟に自分の後ろに隠す。


「あ、いえ!

なんでもないです」


思わず苦笑いをしてしまう。


「……」


じーっと私を見てくるみっくん。


「あ、あの…?」


すると、手からスルリと何かが抜ける感じがした。


何か…って、携帯!!!


ぱっと後ろを振り向くと、翔が私の携帯を見ていた。


「あ、ちょっ!!返してください!」


慌てて取ろうとすると、上にあげられる。


もちろん、先輩たちより背の低い私は届くわけがなく。


「幸望。これ、彼氏か?」


うっ……


「は、はい……」








< 481 / 600 >

この作品をシェア

pagetop