今日からトップ!?




「でも、なんでそのCHESSが?」




「縄張り広げようとしてんじゃない?」








「竜、なんか聞いてねーのか?」



秀太郎は、さっきから黙り続けて竜に問いかける。





「いや、もう連絡はとってない。」





「くそ、神崎のやつ。
今まで手出してこなかったのに・・・」








「竜くんと神崎って、どういう関係?」


「えっとね、
竜と神崎は昔・・・

って、僕は解説者じゃない。

もう、あんたに説明するの疲れる」




侑哉くんは、少しズレたメガネを人差し指で押し戻しながら、呆れたように言う。




いやいや、しょうがないでしょうよ。



私、つい昨日トップになったばかりなんだから。
そんな、人間関係とか分からないし!!














「海斗は・・・俺の幼馴染、そしてライバルだった。」







竜くんは、拳をギュッと握りしめ、そう呟いた。





「竜くん・・・?」

< 14 / 84 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop