今日からトップ!?



秀太郎の邪魔をらかわしながらミサンガを編んでいるところへ、
ACEのメンバー数人がボロボロになった姿で、帰ってくる。





「ちょっ、お前らどうした!?」





秀太郎が駆け寄り、傷だらけのメンバーを支える。




「秀太郎さん、"CHESS"のやつらが・・・」


「CHESS・・・!?」



秀太郎は、ビックリしたように声をあげる。






「CHESSって?」







「何も知らないんだね。」




侑哉くんは机の上にここら周辺の地図を広げる。



「ここ!
ここの赤く塗られてるところが、僕らACEの縄張りね。」



「小さっ!!」



周りのチームの縄張りに比べたら・・・かなりの小ささ。


「ノブは、縄張りを広げるための抗争は絶対にしない。
ってか、ほんと、必要のない喧嘩は絶対しないからね。」



なるほど、ノブらしいや。



「そしてここ。この青いとこ。」



「でかっ!!」


ACEの縄張りの隣には、その何倍もの大きさの縄張り。

そこには、"CHESS"と書かれている。






「強そう・・・だねぇ。」




「強いよ。
トップの神崎なんて、一人で1チーム潰せちゃうくらい。」




侑哉くんは、軽々言ってのけるが、
いやいや、一人で1チーム潰せるって、どんだけ強いの!?









< 13 / 84 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop