今日からトップ!?
秀太郎の邪魔をらかわしながらミサンガを編んでいるところへ、
ACEのメンバー数人がボロボロになった姿で、帰ってくる。
「ちょっ、お前らどうした!?」
秀太郎が駆け寄り、傷だらけのメンバーを支える。
「秀太郎さん、"CHESS"のやつらが・・・」
「CHESS・・・!?」
秀太郎は、ビックリしたように声をあげる。
「CHESSって?」
「何も知らないんだね。」
侑哉くんは机の上にここら周辺の地図を広げる。
「ここ!
ここの赤く塗られてるところが、僕らACEの縄張りね。」
「小さっ!!」
周りのチームの縄張りに比べたら・・・かなりの小ささ。
「ノブは、縄張りを広げるための抗争は絶対にしない。
ってか、ほんと、必要のない喧嘩は絶対しないからね。」
なるほど、ノブらしいや。
「そしてここ。この青いとこ。」
「でかっ!!」
ACEの縄張りの隣には、その何倍もの大きさの縄張り。
そこには、"CHESS"と書かれている。
「強そう・・・だねぇ。」
「強いよ。
トップの神崎なんて、一人で1チーム潰せちゃうくらい。」
侑哉くんは、軽々言ってのけるが、
いやいや、一人で1チーム潰せるって、どんだけ強いの!?