Catch-22 ~悪魔は生贄がお好き~
「卑怯だとは思わないんですか?」
「卑怯? じゃあ、田端はさ、俺達が悪いと思うの? 何もしていないのに」
「でも、紗綾だって何もしてません!」
彼らが悪くないなら誰が悪いと言うのか。
否、誰も悪くないとしても香澄は怒りをぶつける先がほしいのだろう。
「彼らは魔女狩りをしたいんだよ」
「魔女狩り……?」
あまりに現実的でない言葉、いつの話をしているのだと紗綾は思う。
それは、やはり香澄も同じだったらしい。
わけがわからないとその顔に書かれているようでもある。
「異能者を認めたくないの。君と同じで信じないの。だから、異端者と忌避する。俺たちも別にそれでいいし、恨みもしない」
「私は大丈夫です」
意を決して紗綾は言う。
もう怖くはなかった。
ずっと考えてみたが、違う誰かが自分の代わりになる姿を見ることの方がきっと怖いのだ。
「卑怯? じゃあ、田端はさ、俺達が悪いと思うの? 何もしていないのに」
「でも、紗綾だって何もしてません!」
彼らが悪くないなら誰が悪いと言うのか。
否、誰も悪くないとしても香澄は怒りをぶつける先がほしいのだろう。
「彼らは魔女狩りをしたいんだよ」
「魔女狩り……?」
あまりに現実的でない言葉、いつの話をしているのだと紗綾は思う。
それは、やはり香澄も同じだったらしい。
わけがわからないとその顔に書かれているようでもある。
「異能者を認めたくないの。君と同じで信じないの。だから、異端者と忌避する。俺たちも別にそれでいいし、恨みもしない」
「私は大丈夫です」
意を決して紗綾は言う。
もう怖くはなかった。
ずっと考えてみたが、違う誰かが自分の代わりになる姿を見ることの方がきっと怖いのだ。