Catch-22 ~悪魔は生贄がお好き~
「平凡じゃ、悪いわけ? 俺もただの人なんだけど」
その声に振り返れば、圭斗がすぐ後ろに立っていて、紗綾はドキリとした。
圭斗がただの人でないと知っているのは、紗綾だけだ。
ここへ来ても彼の気持ちは変わらないらしい。どうしようもなくなるまで足掻く、つまり回避できることは回避しようと言うのだろう。
残るならば彼の方がいいと紗綾は思う。決定権があるのだからそれも可能だ。
だが、自分が苦手だというだけでリアムを弾くこともできない。圭斗との秘密を暴く勇気もない。
ばれてしまえば、彼も観念するのだろうが、そういう状況を作り出せるはずもない。そうやって追い込んでしまえば、きっと後悔するとも思うのだ。
だからこそ、複雑な気分になる。
「じゃあ、一番凄いのは誰? 何か濃いの揃ってるよね」
その質問の答えはあまりにも簡単だった。
現状では、魔女以上の力を発揮するサイキックは現われていない。
おそらく、自称サイキックのリアムも彼女を超えることはないだろう。
だが、紗綾が答えるよりも早く圭斗が答えた。
その声に振り返れば、圭斗がすぐ後ろに立っていて、紗綾はドキリとした。
圭斗がただの人でないと知っているのは、紗綾だけだ。
ここへ来ても彼の気持ちは変わらないらしい。どうしようもなくなるまで足掻く、つまり回避できることは回避しようと言うのだろう。
残るならば彼の方がいいと紗綾は思う。決定権があるのだからそれも可能だ。
だが、自分が苦手だというだけでリアムを弾くこともできない。圭斗との秘密を暴く勇気もない。
ばれてしまえば、彼も観念するのだろうが、そういう状況を作り出せるはずもない。そうやって追い込んでしまえば、きっと後悔するとも思うのだ。
だからこそ、複雑な気分になる。
「じゃあ、一番凄いのは誰? 何か濃いの揃ってるよね」
その質問の答えはあまりにも簡単だった。
現状では、魔女以上の力を発揮するサイキックは現われていない。
おそらく、自称サイキックのリアムも彼女を超えることはないだろう。
だが、紗綾が答えるよりも早く圭斗が答えた。