Catch-22 ~悪魔は生贄がお好き~
「見た子が凄く可愛かったって言ってたからね、文化祭で着てくれないかな? ってね」
「む、無理だよ!」
「何で?」
「に、似合わないから!」
「そんなことないよ! 絶対可愛くなるから! バッチリメイクもしちゃうよ!」
力説されても困る。
あれは、本当に嵐に逆らえなかっただけであって趣味ではないのだ。
可愛いなどということがあるはずもない。
彼女達が着た方がよほど可愛いのではないかと思うほどだ。
「備品ってことはクッキーに言えば借りられるよね?」
「た、多分……」
「だって、今年は行かないじゃん?」
「う、うん……」
「じゃあ、問題ないよね?」
完全に流されている。そう気付いた時には既に遅かった。
彼女達の並外れた行動力をなめるべきではなかった。
「む、無理だよ!」
「何で?」
「に、似合わないから!」
「そんなことないよ! 絶対可愛くなるから! バッチリメイクもしちゃうよ!」
力説されても困る。
あれは、本当に嵐に逆らえなかっただけであって趣味ではないのだ。
可愛いなどということがあるはずもない。
彼女達が着た方がよほど可愛いのではないかと思うほどだ。
「備品ってことはクッキーに言えば借りられるよね?」
「た、多分……」
「だって、今年は行かないじゃん?」
「う、うん……」
「じゃあ、問題ないよね?」
完全に流されている。そう気付いた時には既に遅かった。
彼女達の並外れた行動力をなめるべきではなかった。