.゚*Milky Way*゚.


「そういえば、3人で帰るのは初めてですわね」

「そうだね」

「うん…」

と、ぎこちなく返事をする。
聖愛ちゃんと叶斗くんに挟まれ、真ん中を歩く私。


やっぱり…聖愛ちゃんには私が考えてることを見抜かれていた。

あの後、聖愛ちゃんがそっと耳打ちをしてきて、こう言ったのだ。


『叶斗くんとお帰りになりたいのでは?』


『違っ!』っと思わず声に出してしまった私に、クスクス笑う聖愛ちゃん。

そしてそのやり取りを不思議そうに見る叶斗くん。


…っ。
今にも顔から火が出そう…。


『夕芽ちゃん』

ニコッと笑う聖愛ちゃんに、逃げ場がなくってしまった。


…………。


観念した私は、熱くなった頬のまま叶斗くんに言った。


『良かったら…一緒に帰らない?』



…というわけで、こうやって3人で帰っている。


相変わらず、聖愛ちゃんには敵わない。

これはもうずっとなのかもな…なんて思う。

だけどいつも背中を押してくれる聖愛ちゃんには、ほんとに感謝している。

だってそのおかげで、今も叶斗くんと帰れてるから…。
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