.゚*Milky Way*゚.
私はなんて弱いのだろう。
こんな自分がイヤでたまらない。
いつも心が不安で…。
どうにかなってしまいそう。

ほんとは…誰かに話したい。頼りたい。この気持ちをわかってほしい。すがりたい。

どうしたらいいのかわからない。


ぽろぽろと涙が流れた。冷たい雨と熱い涙が混じりあう。


大丈夫だよ、頑張ってるねって、優しい言葉がほしい。

何もかも話せる人を、ずっと探してた、求めてた。

それが叶斗くんだったらって…何度願ったかな。



凍えるほど冷たい雨。
この前の叶斗くんとの相合い傘を思い出す。

ねえ叶斗くん…私今雨に濡れてるよ。

寒いよ…冷たいよ。
涙が止まらないよ。


本当はね、誰よりも叶斗くんに頼りたいんだ。

叶斗くん助けて…。
あの日みたいに、傘を差し出して…。



だけど、当たり前のように叶斗くんは現れなかった。
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