透明な君

病院についてから
ずっと妻の手を握っていた。


なかなか産まれてこない。


全てを医師に任せ、懸命に妻を励ました。


「頑張れっ頑張れっ!!」


時計の針が日付をかえたその時…












おぎゃあー…。












赤ん坊の産声…。


その場の人間みんなの顔が笑顔になった…。



言葉を発することもなく生まれたての赤ん坊に涙した。


命って何もかも尊い…。

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