やっぱり愛おしい
「……はい。」
緊張を抑えながら、問いかけに応じようとすると
「あとどれくらいで、茉優莉も準備出来そうだ?」
突然貴晶さんに私にそう言い出した。

「えっ!?……はい!?」
貴晶さんが何を言ってるのかわからなかった。
それって早く出て行けってこと?
私がここにいたら迷惑だってこと?
まさか、あの女性がここに来るの?
「あの、貴晶さん……どう言うこと?」
質問の意味がわからない私に
「ああ、悪い。俺の言葉が足りなかったな。」
貴晶さんはクスッと笑うと
「茉優莉も早く準備しろ。
これからお前の実家へ、一緒に挨拶に行く。その後続いて俺の実家へ連れて行く。」
と、サラリとそう私に言った。

「私の実家?挨拶?一緒に?
貴晶さん……何のことですか?」
ますますわけがわからなくなり、頭が混乱していると、貴晶さんは
「その先を言わせたいのか?
茉優莉はやっぱり小悪魔だな。
いいか、お前は俺と結婚するんだよ。
一応お前の両親の許可は出ているが、今日改めて俺と茉優莉とふたりで訪問すると伝えてあるから、これから行くんだよ。」
と、衝撃の言葉を口にした。

















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