やっぱり愛おしい
私はそれから来る日も来る日も、藤堂課長に叱られては落ち込みながらも、やり直してはまた頑張る毎日を繰り返した。

落ち込んでも自然と辞めたい気持ちなど、私の中にはなかったのは、藤堂課長を尊敬していたし、認められたいと思っていたし、ひそかに好きだったから……。

やがて二年目になると
「田村、この企画のデザインにチャレンジしてみろ!!タイムリミットは明日の午前中までだ!!
わかったらさっさとかかれ!!」
と、いろいろな仕事をひとりでも任せて貰えたり、まだまだながらも一部は採用してもらえるようになってきた。

相変わらず口調は厳しくて、ニコリともしてはくれなかったけど、私はそれでもうれしくて、次々と与えられた仕事をクリアしていった。


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