運命なのか、奇跡なのか。


「はぁ!?それはこっちのセリフだし。」

「ほんとほんと。私たちがあんたのために…」

女子達が口々に文句を言ってる。

わたしが立とうとすると、美優が動いた。


「いい加減にしな。」


「桃花のためとか、恩着せがましく言ってんじゃないよ。桃花はそんなこと望んでないから。一番望んでんのはあんたたちでしょ?元々花梨のこと気に入ってなかったし。ねぇ、宮藤さん?」


さすが親友。

知ってたんだね。

「なに!?私たちがみんな悪いみたいな言い方して!一番悪いのは喧嘩した桃花ちゃんでしょ!?」


声が震えてますけど…?
ってゆうか、

「そうかもしれな…「そんなわけないでしょ。」


あ…


やっば、口出しちゃったよ。


ま、けど、出しちゃったもんは仕方ない。






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