魔性の女
送別会の日。
お店に入った瞬間、スグに馬庭先輩を探した。
…いた。
……いた!
今日だけは彼女の目を気にせず話せる!
私は早速近くの席を陣取った。
「こんにちは、先輩☆」
「おー久しぶり!頑張って部活いっとる?」
「んー…はい!」
「サボるなヨ~。」
「あはは☆わかってまーす。」
先輩は自然と私を癒してくれた。
何にもしてくれなくても、抱き締めてくれなくても。
ただ話しができるだけで幸せだった。
いつもこんな先輩の横にいるゆーこピーには改めて嫉妬した。
それから数日後、部活に馬庭先輩が顔をだした。
まだ練習がはじまる前だったから体育館の外で話をした。
「頑張ってんじゃん。」
「そりゃ一人だし。由美やめちゃったから。」
「そっか。………俺さぁ、アイツと別れた。」
…え?
…えーー?!
「え…どーゆーコトですか?!突然すぎます!」
「うん…まぁ、イロイロあって。ちょっと前に。」
私はかなりパニックになって、先輩のゆーコトを一つずつ整理してよーやく納得できた。
でも理由はあやふやだから気になるけど…。
私は意を決した。
「先輩…もー気付いてたかも知れないですけど、入学してからずっと……ずっと、好きでした。彼女いても、私に彼氏ができても……はい。」
テンパる!
ヤバい!
意味わかんない!
「うん…。わかってた。目見ただけで誰でも気付くって。みんなわかっとるだろ!」
「………はぁ…ゆっちゃった。ゆっちゃったヨ~。でもなんかスッキリした!」
「まぁ…気付いてても俺にはアイツがいたし。正直まだ引きずってんだよネ。」
私は胸が苦しくなった。
先輩の心にはゆーこピーの存在がある。
よっぽどだったんだ…。
ショックすぎて顔色が暗くなってく。
…フラれた…。
「…なんて。信じちゃった?!」
はぁ?!
先輩の冗談に驚きすぎて何にも話せないでいた。
「いいよ。」
そー言って先輩は私の手を握ってくれた。
しかも全部の指を交互にしてつなぐヤツ!!
わかる?!
わかるー!?
あったかい先輩の手!
このまま死んでもいーし。
お店に入った瞬間、スグに馬庭先輩を探した。
…いた。
……いた!
今日だけは彼女の目を気にせず話せる!
私は早速近くの席を陣取った。
「こんにちは、先輩☆」
「おー久しぶり!頑張って部活いっとる?」
「んー…はい!」
「サボるなヨ~。」
「あはは☆わかってまーす。」
先輩は自然と私を癒してくれた。
何にもしてくれなくても、抱き締めてくれなくても。
ただ話しができるだけで幸せだった。
いつもこんな先輩の横にいるゆーこピーには改めて嫉妬した。
それから数日後、部活に馬庭先輩が顔をだした。
まだ練習がはじまる前だったから体育館の外で話をした。
「頑張ってんじゃん。」
「そりゃ一人だし。由美やめちゃったから。」
「そっか。………俺さぁ、アイツと別れた。」
…え?
…えーー?!
「え…どーゆーコトですか?!突然すぎます!」
「うん…まぁ、イロイロあって。ちょっと前に。」
私はかなりパニックになって、先輩のゆーコトを一つずつ整理してよーやく納得できた。
でも理由はあやふやだから気になるけど…。
私は意を決した。
「先輩…もー気付いてたかも知れないですけど、入学してからずっと……ずっと、好きでした。彼女いても、私に彼氏ができても……はい。」
テンパる!
ヤバい!
意味わかんない!
「うん…。わかってた。目見ただけで誰でも気付くって。みんなわかっとるだろ!」
「………はぁ…ゆっちゃった。ゆっちゃったヨ~。でもなんかスッキリした!」
「まぁ…気付いてても俺にはアイツがいたし。正直まだ引きずってんだよネ。」
私は胸が苦しくなった。
先輩の心にはゆーこピーの存在がある。
よっぽどだったんだ…。
ショックすぎて顔色が暗くなってく。
…フラれた…。
「…なんて。信じちゃった?!」
はぁ?!
先輩の冗談に驚きすぎて何にも話せないでいた。
「いいよ。」
そー言って先輩は私の手を握ってくれた。
しかも全部の指を交互にしてつなぐヤツ!!
わかる?!
わかるー!?
あったかい先輩の手!
このまま死んでもいーし。