魔性の女
付き合い始めて少したった頃、私は風邪で寝込んで数日学校を休んだ。
先輩はバイトが忙しくて全然会えなかったけど、いつも電話で元気づけてくれた。

そんな日のとある夜、電話が鳴った。
「もしもし……先輩?浜田先輩?!」
「元気?風邪で休んでるってきーたからさ。」
「はい…。だいぶよくなりました。わざわざありがとーございます。」
「何かほしーもんある?食べたいものとか。」
「え?!いーですヨ!そんな…悪いです!」
「いーって!ゆってみな。」
「……じゃあ洋梨ケーキカナ。」
「わかった。買って持ってく。」

………。
先輩誰にきーたんだろ。どーしよ。
馬庭先輩とのコトまだ話してないし…。
私の頭の中は混乱してた。
心の中のトゲがうずきだした。
< 24 / 24 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

純蓮
梨斗/著

総文字数/2,251

恋愛(その他)4ページ

表紙を見る
純蓮
梨斗/著

総文字数/0

恋愛(その他)0ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop