黒龍
「麗さーん!
あと5分ですよー!」
「えっ!?
すぐ準備する!」
急いで制服に着替え、
洗面所へ。
歯磨きをした後
顔を洗って
髪を梳かす。
「化粧は…いっか」
登校初日だから
あんまり目立ちたくないと思い
化粧はしないことにした。
鞄を持って玄関に行くと、
「おー、ぴったり5分!」
とにかっと笑う竜聖。
あたしも微笑み返し、
「じゃあ、行こう」
家の鍵を閉めると
「窓の鍵は全部閉めましたよ」
「さすが竜聖!」