トワイライト
第5章‐瞳子の憂鬱
  瞳子は大学を卒業してから3年程崇晃の秘書として働いた後、大好きだった崇晃と結婚をして家庭に入り、幸せな新婚生活を満喫していた。




  ちなみに瞳子はなるべくならば愛する崇晃との、子供が早く出来る事を望んでいた。だが皮肉な事に瞳子がそう望んでも、いっこうに妊娠する兆しが全くなかった。




  尚、子供が欲しくてたまらない瞳子は、だんだん焦り出した。だが普段からプライドが高かった瞳子は、この悩みを自分の母親はおろか、自分の友達にさえ相談をする事も出来ずに、悶々とする日々が過ぎていった。




  そんな瞳子は書店に行って妊娠に関する、本を何冊か買い込み真剣に読み始めた。そして瞳子は本を読んでいるうちに毎日基礎体温を付けて排卵日に愛し合えば、妊娠する可能性がより高くなると言う事が解ると、すぐにそれを実行した。
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