トワイライト
 そして夕方―――――。




「コンコン。如月さん書留です!」
 とドアを叩く音に振り向き車椅子のタイヤをゆっくりと回し、治子は部屋の扉を開けた。




「ココにサインをお願い致します」




 そう言われた治子は郵便配達員から封筒を受け取り、小さな紙片に自分の名前を書いた。
 



  そして
「はい。ご苦労様」
  と言って治子はその紙片を郵便配達員に手渡すと静かにドアを閉めて鍵をかけた。

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