トワイライト
 そして理子は社長秘書になるための、英才教育を施(ほどこ)された。それは理子が22歳で子供が2歳の時の事である。そして今現在理子は日向の有能な秘書として多忙を極めていた。




「あれ?お母さんどうしたの?」
 と美有はボンヤリとしている母親の理子に、話しかけた。




「えっ!?あっ、ご・ごめん。私最近仕事で疲れていてなんか今ボーっとしちゃった」




「もうお母さんったら仕事で疲れているのは解るけれど、娘の話くらいはちゃんと聞いてよね」
  と美有は頬を膨らませプリプリと怒り出した。
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