トワイライト
  そして有は千夏と共に院内での家庭教師としてボランティア活動を始めた。




  でもって何回か皆と一緒にボランティア活動をした帰りに、お茶したり夕食を共にするようになって、次第に有と打ち解けて色々な話をするようになった。




  尚、僕は有から自分は乳児院から今現在の義父母に引き取られ、孤児院に興味を持つようになったと聞かされ『ああ、そうだったのか』と納得した。




  そしてその時僕は『この娘(こ)の心の支えになりたい』と、強く思って『ねえ、夏目さん僕と付き合ってくれない?』って言ったら、一瞬びっくりした表情ながらも有は僕の目を真っ直ぐ見てはにかみながら『うん。良いよ』って言ってくれた……。
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