【続編】スパイシーな彼~彼女が生きた証愛した瞬間
「はい…幸せにします」


「祐輝、もう落ち着いたから、瑞希ちゃんと出掛けておいで~瑞希ちゃんはここに来たのは初めて?」


「はい…」


「じゃあ~少し二人で出掛けてきなさいよ~美味しいものでも食べてきなさい」


「よし~瑞希行ってくるか~」


「うん!」


病院には夕方までに戻ることにして、瑞希と外に出た。


まず出歩く前に、やっておかなくてはならない仕事がある…


会社へのケジメ…


瑞希も同じ事を考えていた。


世話になった店長へのお礼と、入院中も在籍の形を取ってくれていたことに感謝しながら、辞めることを話さなくてはいけない。


近くの公園のベンチに腰を下ろすと、祐輝は店長に電話をかけた。


「お忙しいところ申し訳ありません…柴崎です…」


「ああ…お父さんどうなんだい?」


「一時はダメかと思われましたが、回復に向かっいます。ご迷惑おかけしました」
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