【続編】スパイシーな彼～彼女が生きた証愛した瞬間

可愛い世利へ…祐輝

世利…

大きくなっただろうね…世利と別れる最後の日をパパは忘れはしないよ。

最後に本当は抱き締めてあげたかった…世利の今のパパに、渡したくはなかった…

でも、あの頃のパパなら、きっと世利とママを幸せになんかできなかったのかもしれないね…

パパは今、新しい命の誕生の場面に向き合いながら、世利のことも同時に考えています。

世利が誕生した産声を聞くこともしないで、ママに任せっきりだったパパを許してほしい…

そして…

世利と、世利のママが幸せに、笑顔で暮らしていることを、パパは想像しながら、元気と勇気もらっているよ…

身勝手なパパだけど、きっと生まれてくる命の感動に君の誕生を思い出し、パパの胸の中に刻むよ…

大切な娘世利…

きっと二度と会うことはないかもしれないけど、いつも君の幸せ祈っているよ…

いつまでも、君のあどけなく笑う笑顔を忘れはしないから…