【続編】スパイシーな彼~彼女が生きた証愛した瞬間
どれくらい時間がたったのだろう…


目覚めると、瑞希の姿はなかった。


いつの間にか、洗濯が干されている。


瑞希からの告白には、祐輝はとても驚かされた。


本社勤務になって、何度か言葉を交わすくらいで、直接の関わりが仕事上ない。


晴香達のことが大きすぎて、周りを見る余裕もなく過ごしていた。


瑞希が自分を、評価してくれたのは嬉しい…


でも、晴香を傷つけてしまった男が、他の女性を幸せになんてできるだろうか?


瑞希が思うような男ではないような気がする…


鍵の開く音とともに、料理の良い香りがした。


「柴崎さん~起きてましたか~起こしたら可哀想だと思って、自宅で作ってきましたよ!今日は体に優しい料理にしてきました」


「悪かったね~さぁ少し休んで…」


「はい」
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