復讐のkiss
頭は起きている私は、

目を覚ますタイミングを逃してしまったようだ。

なんだか重要な話みたいで、

起きる事が出来なくなってしまった。

…仕方がなく、

私はラメセスの腕の中で、

眠ったフリを続けた。


「聞いてもらいたい事って、なんだ?」


「…ミラの両親の事だ」


「・・・その話なら聞きたくない。

前にも言ったはずだ、ミラの両親を殺めたのは、

このオレだと…それでいいじゃないか?」


「いいわけないだろ?!」

怒った口調で言うオシリスを、

ラメセスは止める・・・


「大きな声を出すな・・・

ミラが起きてしまうだろ?」


ラメセスの言葉に、

オシリスはハッとした。
< 114 / 155 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop