復讐のkiss
「イスタ軍を休ませるために、

2週間はメカアトに滞在させてもらってる。

その2週間後には、ホルス国との戦が待ってるんだぞ?

今はその話はよさないか?」


ラメセスの言葉に、

オシリスは、

今回だけは引き下がれないと言った。



「…ラメセス、

次のホルス国との戦いですべてが決まる。

イスタが頂点に立てるか否かの瀬戸際だ」


「・・・わかってる」



「わかってない。

ラメセス、この戦いがすべて終わったら、

ミラにその命を捧げるつもりだろう?」


「なっ」

なんでそれを・・・

ラメセスは目を見開いた。


「ミラの両親を殺したのは、ラメセスじゃない。

…このオレだぞ?

ラメセスの言葉を無視し、

切ったのはこのオレだ・・・」
< 115 / 155 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop